IEMダラス2025がまもなく開幕。トップ10のうち8チームが参戦し、北米開催のこの大会は最高レベルのCounter-Strikeを約束している。CS2のオッズを活用したいなら、以下に紹介する16チームの現状をチェックしよう。
IEMダラス2025 パワーランキング
2025年のIEMダラスは賞金総額が100万ドルに跳ね上がり、前年の25万ドルから大幅増加となった。各チームが最高のパフォーマンスを目指す中、CS2のマーケットで賭ける前にはリサーチが必須だ。
本ランキングでは、16チームを以下の4カテゴリに分類して紹介する:
- 優勝候補:最も勝利の可能性が高いチーム
- ダークホース:優勝の可能性もある中堅チーム
- 伏兵:現状では上位進出は難しいが、調子次第では化ける可能性あり
- 長距離砲:早期敗退が予想されるチーム
IEMダラス2025の優勝候補
- Team Vitality:ダラス入りする中での明確な優勝候補。CS史上でも最長クラスの連勝を記録しており、5大会連続で優勝中。他チームは彼らを追う形だ。
- Team Falcons:m0NESYの加入以降、着実に力をつけてきたサウジ支援のチーム。Vitalityにあと一歩まで迫り、最強チームの脆さを初めて見せた。m0NESYがチームにフィットした今、大会制覇も夢ではない。

- MOUZ:2025年の安定感の象徴。出場するすべての大会で上位進出を果たしている。Vitalityとも互角の勝負を展開し、タイトル獲得も目前。現状の調子を考えると、ダラスで表彰台を逃すのは失望だ。
IEMダラス2025のダークホース
- Aurora:トルコのチーム。PGLアスタナ大会では期待外れの結果に終わり、またしてもプレーオフで敗退。グループステージでは好成績を残すが、それをトーナメントで活かせていない。アスタナからの直行で、時差ボケが懸念される。
- The MongolZ:驚異的な火力を持つ若いチーム。好調時はどのチームとも互角に渡り合える。ただし、大舞台での経験不足がネックで、タイトル争いはまだ厳しい。
- クレジット:IEM / ESL
- FaZe:s1mpleの加入で話題沸騰中のFaZeがヘッドラインを飾る。大きなリスクと高いリターンを伴うこの移籍は、成功すれば伝説、失敗すれば失望となるだろう。極端な結果が予想される。
- Liquid:北米代表として、Siuhyを新たなIGLに迎えて以来、より洗練された印象。彼の体制での練習時間が増えれば、進化したLiquidが見られるはず。ホームでの声援も追い風になるかもしれない。
- G2:主力選手の流出と急な再建で、現在は危機的状況。スタンドインのhadesは好パフォーマンスを見せているが、チームの完成度にはまだ疑問符がつく。
IEMダラス2025の伏兵
- GamerLegion:年間を通して可能性を見せていたが、直近の成績は低迷。メジャー大会の出場を逃し、アスタナでは早期敗退。ただし、失うものがない今大会では、全力で勝負をかけてくるだろう。
- 3DMAX:最近は大会出場も少なく、目立たない存在。ただし、実力は確かで、上位チーム相手にも善戦できる。情報が少ない分、対戦相手にとっては厄介な存在になりそうだ。
- Heroic:再建途中のHeroicはまずまずの結果を出しているが、本当の実力は未知数。若手中心の編成で、ダラスは真価を問われる場になるだろう。
- FURIA:国際色豊かな新ロスターでアスタナ大会ベスト4入り。新星Molodoyはグループステージで大活躍したが、プレーオフではプレッシャーに屈した。彼がダラスで覚醒すれば、上位陣に一泡吹かせる可能性がある。
IEMダラス2025の長距離砲
- Legacy:有名選手はいないものの、南北アメリカの大会で好成績を残している。国際経験は少ないが、チームとしての連携は他の長距離砲チームより上かもしれない。
- Lynn Vision:中国代表として、アジア圏では最強格。しかし、国際大会ではまだ実力を発揮できていない。ダラスでの好成績は、アジアCS復活の狼煙となるかもしれない。
- NRG:新体制として初の国際LAN出場。オンラインでは弱い相手に勝っているが、説得力に欠ける。ただし、“キャプテン・アメリカ”ことnitr0のリーダーシップに期待がかかる。活躍するなら、ホームでこそだ。
- BC.Game:Nexaの指揮のもと参戦。しかし、予定されていたPerfectoのビザ取得失敗により、急遽CacaNitoが代役に。準備不足と混乱の中での出場となり、期待値は低い。
これらのチームの中で、明確な優勝候補もいれば、大番狂わせを起こす可能性のあるチームも存在する。驚きの展開に期待したい。